こだわりの印刷
牌の「艶」と「白」を再現するために。
私たちが「オンデマンド転写」を選んだ理由。
デザインを具現化するテクノロジー
「最高のキャンバス(Tシャツ)」が決まりました。次に私たちが直面したのは、「その上にどうやって牌を描くか」という課題でした。
特に黒色のTシャツにおいて、麻雀牌の命である「純白」や「赤ドラの鮮烈な赤」を表現することは容易ではありません。生地の色が透けてしまい、色が沈んでしまうことが多いからです。
数あるプリント技術の中で、私たちが辿り着いた答え。それが最新技術「オンデマンド転写(DTF)」です。専用のフィルムにプリントしたインクを、熱プレスでTシャツに定着させるこの手法は、従来のプリントの常識を覆すクオリティを実現しました。
黒や紺などの濃色ボディでも、下地の色を拾わずに鮮やかに発色。牌の「白さ」や文字の色彩をくっきりと際立たせます。
一般的なプリントの弱点である「ひび割れ」や「色落ち」に強く、JIS規格の洗濯堅牢度テストでも高い評価を得ています。
版を使わないデジタル出力のため、萬子の細かな筆致や、索子の複雑な模様も、データの通り忠実に再現します。
「シートを貼り付けたような」ゴワつきを最小限に抑え、生地の伸縮に追従するしなやかな仕上がりで、着心地を損ないません。
黒に負けない「白」の衝撃
麻雀牌の魅力は、そのコントラストにあります。白く輝く牌の地色、彫り込まれた文字の鮮烈な色彩。
従来のインクジェット印刷(DTG)では、黒いTシャツに白インクを乗せると、どうしても生地の色を拾ってしまい、グレーがかった白になりがちでした。しかし、DTFプリントでは、デザインの下に強力な白インクの層(アンダーベース)を作ります。
これにより、まるで暗闇に浮かび上がるネオンのように、牌の白さが際立ちます。百聞は一見に如かず。実際の仕上がりの違いをご覧ください。
【比較1】全体的な発色の違い
(上:オンデマンド転写 / 下:従来のインクジェット )
インクが沈んでしまう下側のインクジェットに比べ、上側のDTFは黒地の上でもくっきりと鮮やかに発色しています。
【比較2】細部・質感の違い(アップ)
(上:オンデマンド転写 / 下:従来のインクジェット)
下側のインクジェットでは繊維の凹凸が見えますが、上側のDTFは表面が滑らかで、細部まで高精細に再現されています。
日常に寄り添うタフネス
「最高のボディ(United Athle)」を選んだ以上、プリントもまた、その寿命に見合うものでなければなりません。
オンデマンド転写は、インクと特殊なパウダーを熱プレスで強固に定着させます。日常的な洗濯を繰り返しても、色あせやひび割れが起きにくいのが特徴です。
インクジェットでは上記比較写真のように、レトロな風合いになりますが、鮮明な印刷であるオンデマンド転写よりもインクジェットを望まれる方はご希望を注文時にお伝えください。
7.1オンスのTシャツが経年変化でヴィンテージの風合いを帯びていく中で、胸元の牌姿だけは、あの日の和了の鮮烈な記憶のまま、色褪せることなく残り続ける。それが、私たちがこの技術を選んだ理由です。